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『ふきん』の思い出


柔道着をふきんにしてみた。

 

長男が授業で使っていた、柔道着が押し入れの中で幅を取っていたので、誰かにあげられるか考えてみた。

 

広げてみてみると、襟元は黄ばみ、ズボンの裏側にはでっかく苗字がマジックで書かれている。

 

絶対むりやん・・・メルカリでも売れへんわ(笑)

でもしっかりした綿100%だし、もったいないー。

 

 

ということで、上着はふきんにリメイクした。といってもただハサミで四角く切っただけなのだけど。

 

ちょっと生地が固いけど、なかなか吸水性があるし、大きく切ってバスマットにしても良かったかも。

 

 

さて、この分厚いふきんを使っていると懐かしい感じがした。

 

これを、昔使っていた気がする・・・

 

 

そうや!

 

遥か昔に和菓子職人をしていた時に、外郎生地を蒸すときにせいろに敷いていたやつに厚みが似てるんや。

 

 

四角い大きな蒸籠(せいろ)に一回り大きい白い硬いフキンを濡らして敷いて上新粉と砂糖と水を混ぜた生地を入れて、蒸気の上がった大きな蒸し器に乗せて木蓋をして蒸す。

 

蒸し上がった生地の蒸籠の中から、熱々のふきんを持ち上げ、中の外郎生地をボールに移して、太い棒でこねていく。

ねっちねっちという音が、こねあがった証。

 

 

そんな作業を淡々とこなした日々。

 

 

しゅんしゅん蒸気の上がった蒸し器の前にいると、凛とした気持ちになった。

 

 

外郎生地がへばりついたフキンを何回も洗って使うので、かなり黄ばんでいましたが、その色が当たり前になっていて、ある日新調されると、さらぴんの白さが眩しかった。

 

 

今思えばまだ若いアラサーのパートさん達が、裏庭の狭い通路の干場で、毎日丁寧に洗って干してくれていました。

そのピンチハンガーが100均のビンチが数個しか付いてないもので、幅を減らそうと縦半分に折って、少しでも多く干せるようにしてた。

 

あの頃は私は若い自覚がありすぎて、落ち着いたパートさん達の、主婦でも仕事でもベテランの貫禄感に憧れていた。

 

そうして乾いたふきんは、糊をつけたみたいにカピカピで硬くなっていて、長方形に折り畳まれて、また出番を待っている。

 

 

 

柔道着をリメイクしたことで、

そんなことをふと思い出した今日だった。