get_category_parents

ミントさんの恋するものたち

大人女子がほっこり元気になれるおすすめ情報

こんなとこにいるはずもないのに#山崎まさよし#Onemore思い出

先のばしにしていた退職をついに決めた職場からの帰り道、この町も見納めと思い、ぷらぷらと駅へ向かって歩いていた。

 

どうせならと、いつもとは少し違う道を歩いていると、そこにはまったく違う風景があった。

 

昔一度来たことがあるようなお洒落な不動産やさんを発見したり、昭和初期にタイムスリップしたような両側に長屋が連なった旧街道の長い一本道を見つけたり。

 

少し違う筋に入るだけで、全然町の見えかたが違うんだな。

 

独り言を大きな声で言いながら歩く人。デイサービスの車に乗り込むおばあちゃん。商店街で買い物をする人々の活気。

会社のデスクに座っていたら見えない風景ばかりで空気が動いている感じがした。

 

 

働く場所なんてどこでもいいんだ

 

 

曲がり角でいつもの道に入るとき、ひとりの女性と目があった。

「短大時代にコンビニで働いてたKちゃんによく似てる…」

一瞬だったけど曲がり角を曲がりながりも、3秒位じっーと見てしまった。

 

すごく細かったあの頃よりはふくよかに感じたけど、クリっとした笑顔に面影があった。

違ったら駄目だし声をかける勇気はなく、通りすぎてしまった。

 

 

私は夕勤で、Kちゃんは昼勤のシフトで一緒に入ることは滅多になくて、あまりしゃべったことはなかった。

でもある時、助っ人で昼勤に私が入ることになり、Kちゃんとの初めての勤務。

 

品出しとか、掃除とかを終わらせて、少ししゃべる時間ができた。

何か共通点があるのかな?と少し緊張して話していると、当時上映していた『月とキャベツ』が二人とも好きということが分かった。

 

私は「月とキャベツ」を見て以来、山崎まさよしがすごく好きで、何度もビデオで観て台詞を言えるくらいだった。

 

劇中で山崎まさよし扮するスランプのロックミュージシャンの花火が、「One more time,One more chance」を悩みながらもピアノを弾き、歌い、曲を生み出していく中で、ヒロインが「地球の鼓動」と表現し踊るシーンがある。

 

Kちゃんと私はそのシーンがひそかにツボだということが判明し盛り上がった。

Kちゃんがそのヒロインの真似をする度に私達は笑いあった。

 

ちょっと落ち着いて大人びた雰囲気で近寄りがたかったKちゃんとの共通点ができてとても嬉しかった。「月とキャベツ」のヒロインさながらの容姿のKちゃんは、実はひょうきんな人だった。

 

 

…と、たまたまTSUTAYAで借りてきた「月とキャベツ」のそのシーンを観て思い出していたのが昨日。今日が返却日なので慌てて観ていたのだ。

 

月とキャベツ [DVD]

月とキャベツ [DVD]

 

 

その昨日の今日にそっくりの人を見たからびっくりした。

 

本人かどうかは分からないけど、20年ぶりかに思い出した出来事の人に、20年後に働いた町の曲がり角で再会した。



こんなとこにいるはずもないのに。



・・・とカッコよく言いたいところだけど、当時のコンビニのバイト先は3つ向こうの駅だったから、こんなとこにいるのもありえる。

 

 

潜在意識が関係してるのか何かは分からないけど、ちょっぴりノスタルジックに浸った不思議な日だった。



Kちゃんは当時同じコンビニで付き合っていた、ドラえもん好きの彼氏と結婚したのかな??

 私は当時付き合っていた彼と結婚して別れてしまったけど。

 

それでも、19歳の時「月とキャベツ」を観たときの、ときめきもせつない気持ちも、まだ褪せずに持ち続けている。

 

#山崎まさよし
#Onemore思い出